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この街でパン屋さんを営むお母さんと二人暮らしをしている、明るく元気な17歳の女の子。お母さんのお手伝いが大好きで、とくに毎朝の配達は大事なお仕事。
「おはよう!」「今日もいい天気ですね!」いつも笑顔のあいさつを忘れないカシスは、街のみんなからとてもかわいがられている。
将来の夢は、お母さんのようなおいしいパンをつくれるようになること。
都会からやってきた年上のアルルには、淡いあこがれを抱いている。 |
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天然素材と天然酵母が自慢のパンをつくりながら、女手ひとつでカシスを育てるたのもしいお母さん。
ひとたびお店を開ければ、こんがり焼けたパンの香りとお母さんの大きな笑い声が街じゅうに広がっていく。
亡くなったお父さんの面影を目もとに残すカシスを、誰よりも愛している。 |
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パリで建築を学ぶ22歳の青年。
専攻する都市デザインの研究のために、ヨーロッパのいろいろな国をまわっている。
古い建築物がたくさん残るこの街の雰囲気が気に入り、しばらくのあいだ滞在中。
自然を愛するやさしい性格の持ち主で、普段食べるものや自分の建築にも、うまく自然を取り入れていきたいと思っている。 |
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ケンカもよくするけど実はとっても妹思いのウィルと、甘えん坊で兄についてまわってばかりのエレナの、ちいさな兄妹。
兄の学校が終わると、おやつのパンをふたりで仲良く食べて、それから一緒に遊びに行くのが日課。 |
天然酵母100%・天然素材100%のパン屋さん
あるヨーロッパの小さな港とかわいらしい山に囲まれた街「フラン」のちょっと外れに、丁寧に時間をかけ、一生懸命、天然酵母100%・天然素材100%のパンをつくる家族がいます。
そのひとり娘の名は、「カシス」。
16歳になったばかりの彼女のお手伝いは、お母さんが心を込めてつくったパンを、自転車で街のひと達へ届けること。
早いパン屋さんの朝。
透き通った空気。
起きたての光。
それらを全身に感じながら
「カシス、ありがとう。今日のパンも美味しそうだね。」
「さっきから焼きたての匂いが、風に乗って一足先に届いているよ。」
はたまた
「カシス、彼氏はできたの?」
そんな言葉をかけてくれる人のもとへ届けるのが大好きなのです。 |
とても幸せな気分
カシスはお母さんと二人暮し。
でも、寂しくはありません。
それは、街の人が、そして何よりお母さんがやさしく、ある時には強く、カシスを育ててきたから。
それに、カシスの家の店にはいろいろな人がパンを買いにやってきます。
この前は遠い遠い東洋の国からお店を訪ねてやってきました。
言葉は分からなかったけれど、おいしそうにお母さんのパンを食べていたから、とても幸せな気分になりました。
一番このパンが好きなのは…
みんなが「美味しい、美味しい」と言ってくれる天然酵母100%のパン。
でも一番このパンが好きなのは、実はカシスなのです。
それはいつもいつも、お母さんのパン作りの姿を見てきたから。
お母さんはこう言います。
「このパンを手に取って、みんなまず、匂いをかぐでしょう?目を閉じてゆっくり。そして、味わうように食べてくれる。その様子がたまらないの。」
「もっと、もっと美味しいパンを作るからカシスも手伝ってよ。」
お母さんって凄い。
そう、カシスは思います。
お父さんってどんな人だったんだろう、と思うときもあるけれど、街のひとにいつまでも愛されるお店にするために今日も、カシスはお母さんが作ったパンを届けに行くのです。 |
このお話、これから、どんな物語が待っているのでしょうか。
カシスに彼氏が出来たりして。
まっ、それはともかく、スローブレッドをお召し上がり下さい。
「フラン」の街の匂いが広がるようです。
リベイクしたら、もっと美味しいですよ。 |

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